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プロフィール

美羽

Author:美羽
亜桜 美羽(あさくら みう)です。
ぼちぼち小説書いてます。

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帰宅

 私用で金曜から大阪に帰っていたのですが、やはり基本一時間に二本しか電車が来ない環境というのは不便なもんだと思い知らされました。まさか、ちょっと両替で(券売機に万札が入らない)待たされている間に電車が出発してしまって、四十分も待たされることになるなんて…… orz。
 まあ、都会(?)の感覚で「次のに乗ればいいから、大丈夫か〜」なんてのんびりしていた自分が悪いんですけど。

 それにしても、大阪は相変わらずごみごみしていて空気も悪そうなのに、なぜだか無性に落ち着いてしまう自分がいます。特に私の地元ではもうすぐお祭りがあることもあって、祭囃子が終始聞こえていて、それがまた郷愁を誘う誘う(笑)
 地元に住んでいる時は、祭りなんて人が多くて疲れるだけじゃん、ていうか好き好んで祭りに行く人の気が知れんしとか思ってたんですけどねぇ。

 さてと、そろそろ三日ぶりの創作タイムに入るか……。

天敵

 引越し後まだ一ヶ月しか経っていないというのに、早くも例の奴に遭遇してしまいました。そう人類の天敵、名前を口にするのもおぞましいあの生物です orz。
 何気なくシンクの前を横切った時に、ちらりと黒い物体が視界に入って「おや?」とよく見てみたら……。もうその先を口にするのもおぞましいというか、若干トラウマになりつつあって、シンク周辺に近寄るのも命がけだったりします。
 つい最近、ジョニー・デップ主演の『スィーニー・ドット』のDVDを見たばかりなんですが、その中に奴らが出てくるシーンがありまして。これがまたリアルな動きをするわ、グロイ登場の仕方(なにせパイの中に orz)をするわで結構強烈ではあったんですけど、まあそこはあれです、言ってもフィクションだし作り物だし映像だしとなめてかかってたんですよね、正直。
 そしたら、その数日後に実物に遭遇ですよ orz。
 ……なんというか、罰が当たった気分です、はい。
『14f症候群』 著/壁井ユカコ

 野生時代2月号に掲載されていた短編なので読んだの自体は結構前なんですけど、せっかくなので感想を書いてみる。と言っても長さが長さなので、たいした感想になりませんが。まあ、たまにはありってことで。

 ティーンの恋特集ということで(?)、中学生の女の子が朝起きたら○○になってました……と設定自体は決して珍しくもないお話。ですがですがですが! この恋にきゅんきゅんしている甘さ全開の雰囲気は、癖になる人はとことん癖になるんじゃないでしょうか。ちなみに私はニタニタ度全開でしたが。いや、本当に外で読まなくて良かった(笑)
 それにしても壁井さんは、「恋愛感情に自覚のなかった登場人物がそれに気づく瞬間」……みたいな感情の微妙な機微を描くのが上手い! これは本当に見習いたいもんです。
『アヒルと鴨のコインロッカー』 著/伊坂幸太郎

 引越し前に衝動買いした作品。
 本屋大賞の受賞などでここ最近人気の作家さんなんですが、途中までやや読みにくさを感じて思わず「むむ……」と唸ってしまった作品だったりします(その前に読んだ『チャイルド』はそうでもなかったんだけどなぁ orz)。
 ともあれ、中盤の過去の事件の全容が見え出したあたりから徐々に引き込まれて、最後まで一気に読み終えることができました。

 簡単にあらすじを紹介すると、主人公が引越し先のアパートで出会った青年に、「隣りの隣りに住んでいる外国人のために広辞苑を手に入れてやりたい。だから、一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけられて……という、一見するとコメディか? と思えなくもないお話です。
 始まりがそんな感じだからか、序盤はどことなく軽くて淡々とした感じで(読みづらく感じた原因はここにあるのかも?)話が進んでいくんですけど、中盤あたりから徐々にシリアスになっていきます。
 現在のエピソードと過去のエピソードが交互に語られていく中、過去のエピソードにしか登場してこない外国人ドルジの恋人。HIVに感染していたらしい青年。そしてそんな三人が遭遇したペット殺し事件とそれがもたらした悲劇の全容。
 バラバラに散りばめられていた謎が綺麗につながっていく心地よさはもちろん、読み終えたあとに残る何ともいえない切なさが非常に私好みの作品でした。

 あと個人的に印象に残っているのが、とある人物が口にする因果応報の意味。善いことをした人には善いことが返ってくるし、悪いことをした人には悪いことが返ってくる。そう口にしていた人物は、ラストで普通なら裁かれるべき罪を犯していたことが判明するんですけど、まわりの登場人物たちは誰も自首を強制しないんですよね。
 なのに、最終的にはひどく皮肉な方法で因果応報を受けている。……まあ、その結末を感動的と捉えるか皮肉と捉えるかは、きっと人それぞれなんでしょうけど(ちなみに私はひねくれているのか、後者でした orz)。

『夜愁』

 リハビリ、リハビリ……ということで、久々に読了本の感想でも書いてみる。例のごとくネタバレありの方向で。

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『夜愁』 著/サラ・ウォーターズ

『茨の城』でなんとなくお気に入りになって衝動買いしたものの、引越しやなんだで積読になっていたかわいそうな(?)作品。
 あらすじは……と書くこと自体に若干無理があるかもというぐらい、明確なストーリーラインがない(カタルシスに繋がるような出来事が起こらない?)作品ではあるんですけど、それでもあえて書くとしたら、戦時中および戦後のロンドンを舞台にくりひろげられる群像劇って感じでしょうか。
 第二次世界大戦後である1947年、ある人物は一人屋根裏部屋で暮らし、ある人物は不倫相手との空しい恋愛に疲弊し、ある人物は同居している恋人への嫉妬心に苛まれ、ある人物は家族の下をはなれて血も繋がらない人物と同居し……と各々の生活を送る彼らに垣間見えるのは、戦時中の出来事によって負わされた何らかの心の傷。
 構成自体は、1947年からスタートし、44年、41年と遡る形で描かれているため、最終的には彼らが負った心の傷の正体はわかります。……わかりますが、『茨の城』や『半身』のような劇的な展開を期待して読むとおそらく肩透かしを食らいます。
 はい、まさに私がそうでした orz。いや、だってミステリーコーナーにあったらそう思うじゃないですか。
 ただ、そういう目的で書かれた作品ではないんだと割り切ってしまえると、これはこれで味わい深い作品なんですよね。

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